インキュベクス青井でございます。
ご承知のとおり、訪問看護ステーションを作ることが実に簡単です。先行投資も少なく、どちらかといえば、利益も出しやすい業種の1つです。
しかし、しかし運営は一筋縄ではいきません(本当にいろいろあるんですよ)
今日、ご紹介するお話は実際にあったこわーい話(笑)。
とにかく訪問に忙し過ぎて請求がおろそかに・・・
訪問看護の注文が入り過ぎて、請求はしない(忙しすぎて、医療報酬、介護保険請求ができなかった)というお話しです。
毎月の訪問件数はおおよそ300件を3名の看護師で訪問していた訪問看護ステーションですが、管理者、スタッフともに常に忙しく、朝のカンファレンスもままなりません。
管理者は事務所兼、自宅とかしたステーションに寝泊りをしているような状態です。
管理者のオンコールは常に鳴り止まず、勤務時間はまさしく24時間体制の様子です。当然、事務処理にかける時間はありませんし、請求事務にかける人もお金も無いという状態です。
スーパー看護師の名を地域に轟かせる彼女ではありますが…
スーパー看護師の名を地域に轟かせる彼女ではありますが、難点が事務処理ができないということです。
驚くほどに事務業務に時間も、気も使わないというスーパーぶりです。最終的には彼女の秘書はつきました(請求事務者ではありません)
当然、訪問看護記録は以前よりもまともな状態にはなりましたが、過去半年の請求業務にはまだまださかのぼって処理することはできません。
その間、訪問件数を伸ばしに、伸ばす訪問看護師(管理者)の給与は最大150万円にまであがりました。もちろん月の請求は数十万である状態はかわりません。
結果は・・・大量訪問を抱えるステーションではありましたが、あえなく事業は撤退となりました。
私達が請求業務に介入し、なんとか請求はできたものの・・・
原因は頑固すぎる?責任感ありすぎる?看護師とのミーティングする時間もないまま請求もできずに給与だけが先行したという物語。
その後、私達が請求業務に介入し、なんとか請求はできたものの、かけた経費(事務所、車、その他徹底コスト)との見合いは悲惨な状態です。
訪問看護ステーションは利益をだ出すためのフォーメーションはもちろん、報告連絡相談が大切なんです。
少なくとも話し合いができる管理者を採用したいものです。