お世話になります。インキュベクスの青井です。

2020年9月1日、私たちのパートナー様である「コウジー訪問看護ステーション習志野(千葉県習志野市)」が新規オープンいたしました。

ステーションのオーナーは、以前、このコラムでも紹介させていただいたコウジータイムズ株式会社代表の髙崎恭子様です。

高崎様は、女性看護師として様々なご経験を重ねられ、昨年7月、デイサービスで起業された後、地域の医療ニーズを肌で感じられ訪問看護ステーションの開業を決意されました。

今回は、ステーションの新規オープンの翌日に髙崎様にオンラインでインタビューした内容をお伝えしたいと思います。

これまでの背景や女性看護してのキャリア、独立起業に至った経緯、そして今後の目指す方向などお聞きしました。(インタビューは、開業の翌日の9月2日にオンラインにて行いました。)

これまでの背景


髙崎様、本日は、よろしくお願いします。

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よろしくお願いします。

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この度は、訪問看護ステーション新規オープンおめでとうございます。

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有難うございます。

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本日は、髙崎様の看護師としてのこれまでの背景、そして訪問看護ステーションの開業までの経緯などについてお話を伺わせていただこうと思います。

髙崎様は、以前このブログでもご紹介させていただきましたが、これまで看護師として様々な場所で色々な業務をご経験されていますね。

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ええ。いろんなところを転々としながら(笑)。

夫の都合で引っ越しが多かったので。

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なるほど。ちなみ旦那様は、サラリーマンとか、そういった感じのお仕事ですか?

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そうですね。

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転勤が多いってことは、結構大きな会社に勤められているんですか?

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まあ、一応…お薬を売る営業、MRって言うんですけど。

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青井 :あ、そうなんですね、MRやられているんですね。

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はい、やってて、まぁ医療系ではあるので。

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確かにそうですね。高崎様は、京都、大阪あと岡山にもいらしたんですよね。

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そうです。あと新潟も。

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えっ新潟にもいらしたことがあるんですか?
現在は、千葉県ですね。

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そうです。今は、千葉です。
でも千葉も、来てからも働いてたんですよ。

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そうなんですね。もちろん看護師としてですね。

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はい。メディカルセンターって言って、東千葉メディカルセンターっていうとこなんですけど、そこで働いてました。

地域包括病棟とかにいたんですけど、またそこから新潟に行って、みたいな。

新潟から千葉行って、また新潟行って、みたいな、感じでは…でも、それを書き出したらえらいことなんで(笑)。

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そうですよね。お住まいは今もちろん千葉で、ご家族も千葉ってことですよね?

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そうですね、夫の地元が千葉で。

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なるほどですね。

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はい。夫は一人っ子ですので。もう千葉に永住するということで千葉に家を建てました。

それが最終的にここに(千葉県習志野市)訪問看護ステーションを開設するきっかけの一つになりました。

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そういったご事情もあったのですね。

有難うございます。

女性看護師の独立について


次に女性看護師さんの独立についてお伺いしたいと思います。

最近、私たちの元には、女性の看護師さん、特に40代の方からのお問い合わせを多くいただいております。

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はい。

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それも、髙崎様のように看護師として様々なキャリアを重ねられた方や病院で師長をご経験された方などすごく優秀な方が多くいらっしゃいます。

お話を伺うと40代になると、どうしても看護師の定年である60歳を意識してしまう…「この先どうしようかな」と思い、これまでの経験を活かせる仕事として訪問看護ステーションでの独立を考え始めた、こんなケースが増えています。

もちろん看護師として在宅でのケアをもっと充実させたいという強い想いや使命感もあったうえですが。

高崎様が病院勤めを辞めてご自身で経営者としてやろうと思われたのは、何かきっかけがあったのですか?

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そうですね。元々何かやりたいと思ってたんですよね、看護婦しながらも。

あの、うちの両親がずっと経営をしていたんですよ。

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なるほど、ご両親の姿を見て…

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そういう育ちもあるので、やっぱどうしても、そっちの方ばっかり考えちゃうというか。

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なるほどですね。

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あとさっき話にもあったように将来のこと…今の時代、何が起こるかわからないので。

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そうですね。病院もどんどん今、経営も厳しくなってるじゃないですか。

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そう。
その、定年してからの仕事も、やっぱり何か、っていうのもありますよね。

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看護師さんは、定年を過ぎると給料もかなり減りますしね。

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確かに。

それで色々と資格を取ったりして…でもなかなか看護師で自分が独立できるとは思ってなかったですよ。

病院も大きすぎるし、当然、施設も大きいし、そんな私みたいな一般の人が出来るなんて思いもしなかったんです。

でも、いつかは、自分で独立して、何か経営したい、っていうのはずーっとあったからエステの資格を取ったんですよ。

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エステの資格も取られたんですね。

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そう、看護婦がエステをすると、一応まぁ健康的なこととか、色々見れるので、いいっていうところもあって…

ただ、仕事で療養型(主に高齢者が入院する療養型病院)に行くようになった機会に高齢者にちょっとハマって、高齢者といるのが楽しくなったんですよね(笑)。

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以前にお聞きした、京都で700床以上の療養型病院の医療病棟に勤務された時のことですね。

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そう、結局はエステでの独立機会はずっとなく、高齢者系の仕事を楽しくやっている感じでした(笑)。

その内に仕事から派遣でデイサービスに行った時に「私、これだったらできるんじゃないか」っていう風に思ったですよ。

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なるほど。

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それで「デイサービスを、お金貯まったらやろう」みたいな感じで思って、ちょっと頑張ってお金貯めました。

あとせっかくだから色々と学ぼうを思って、引っ越して違う場所に行ったら特養(特別養護老人ホーム)とか老健(介護老人保健施設)とか、わざと別の高齢者施設に勤務しました。

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いろいろと経験を積まれたのですね。

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はい、違う系の高齢者施設に行くと、色々と経験になって、こうすればいいとか、ああすればよかったとか…やっぱり色々と考えてはいたのかな。

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有難うございます。

そして満を持して昨年2019年7月にお泊りデイを始められたのですね。

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はい。ちょうどオープンから1年ちょっとですね。

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デイに続き、訪問看護ステーションもやろうと思われたきっかけというのは、何かあったのですか?

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ええ、うちはお泊りデイということもあって、結構、家に帰れない人とかいらっしゃいます。

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そうですよね。

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はい。介護度も他のデイに比べて高めです。

やっぱり在宅で看るにしても医療系ができるということは、やっぱり大きいなと感じていました。

あと、自分が看護師なので、やっぱり何て言うんですかね…そのデイと訪看との連携とかもできたら色々してあげられるかな、とかいうとこですかね。

すいません、あんまり話がまとまってなくて。

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いえいえ。しっかりまとまっています。

有難うございます。

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まぁ結局は、最期まで看取りとかを考えてあげると、デイだけではなかなか難しかったりするところもあります。

やっぱり医療系が必要になります。

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そうですよね、確かに。

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あと、皆さんがやっぱり、お困りになっているところが多いです。その何て言うんですかね、もう状態がね…

状態が悪くなっても結局、うち(デイ)では見れないし、
うちを介して、病院に入院させてあげなきゃいけないとか…やっぱり見てあげられないとかになっちゃうので。

じゃあ在宅に戻って、またデイに来ていただくとしても、訪看で入ってあげられたらな、とか。やっぱりそういう感じもありますかね。

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(デイをオープンされた)千葉県習志野という地域での訪問看護のニーズを感じられたということですね。

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はい。この辺りは、すごく在宅率が高いです。団地が多いんですよね。

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そうなんですね。

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特にここは、秋津っていうんですけど、この辺は、高齢化率がとても高い地域です。

団地の階段が降りれなくて家に籠っちゃってる世代が今も増えてるけど、これからもどんどん増えていくと言われています。

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厳しい状況ですね。

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はい。地域の勉強会でもみんな困っているっていう話も聞いています。

そういう状況ですから訪問看護の需要は、すごくあると思います。

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でも決断が早いですよね。

昨年の7月にデイを立ち上げて…1年もしないうちに次に訪問看護の立ち上げを検討されていらっしゃいます。

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そうですね。

実は、元々デイを経営するときからデイ1件では正直、経営的には、厳しいと思っていました。

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なるほどですね。

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実際デイのオープン当初は、それだけで生活できるくらいではないくらい、厳しい経営状態でした。

今は、稼働率もかなり良くなってきましたが、それでも基盤がね。もっと大きな基盤を持っていないといつでも潰れる可能性があるというか…

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ええ。

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ですので、経営計画として、最初に1年後に何が、新しくしよう、っていう、考えはあったんですよ。

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なるほど、当初からそういったビジョンはあったんですね。

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はい。本当はね、もう1件デイを増やすか、とかも思ったりはしてたんですけど…。

でも、なかなか、もっとお金かかるんですよ、デイって最初のお金が。

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デイですと場所とか設備も必要ですからね。

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はい。コスト面もこともありますが、先ほどいったように、訪看の必要性を感じたりとか、色々あって、ならば訪看をやろうという感じですね。

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そうだったんですね。

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インキュベクスを知ったきっかけについて

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次に私たちインキュベクスを知ったきっかけを教えていただいてもよろしいでしょうか。

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はい。インキュベクスさんは、インターネットで知りました。訪看をやるならば、やっぱりどこかの支援をうけないとなと思って。

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なるほど。

やっぱりご自身だけでやるのではなく、バックアップは、必要だと思われたのでしょうか。

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そうですね。

今、デイを経営しているというところもあって、デイだけでもそれなりに色々ありますので、時間もないので支援がないと難しいなとと思っていました。

訪問看護のオープンに向けて、支援してもらえるところを探していました。

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ではインキュベクスを選ばれた理由は、何だったのでしょうか

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インキュベクスは、Webにかなり力を入れられてましたので。

私もWeb戦略は、すごい大事と思っていましたので。

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それは最初にお会いした時からからおっしゃってましたね。

確か、以前には、高崎様自身でWebコンサルのセミナーとかにも行かれていたんですよね。

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そうなんですよ。

もちろん、他のところも色々話を聞いたんですよ。どういう風に支援をしてくれるんだって。

そしたらやっぱり、インキュベクスさんのようにWebに強い、頑張ってやってくれるっていうところがなかったんですよね。

Web戦略は大事だし、あと経営戦略的にも、インキュベクスさんは、しっかりとした計画を考えてくださるというところもあってですかね。

私計算は素人なんで、なかなか難しいので…

一番困るのは、やっぱり、途中でやっぱり赤字になって、できなくなっちゃう、潰れちゃうこと。これが一番怖いことです。

たから、経営面もしっかりと戦略をプロにある程度お願いしないとと思いました。

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そうなんですね。有難うございます。

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→髙崎恭子様インタビュー後半に続きます。