お世話になります。インキュベクスの青井です。
先日のブログでもご紹介しましたが、私たちインキュベクスでは、介護現場からの「経営者の輩出」をご支援させていただいています。
ちなみに介護職の独立支援をスタートした背景は交流のある介護士の一言がきっかけでした。
彼が言ったのは「20年働いてようやく年収400万円台になりました」というもの。
地域特性や会社による事情はあるにせよ、私達の直営介護施設であれば、年間550万円の報酬を手にすることができる方でした。ちなみにその方のお住まいは東北であったこと(土地が安価で調達しやすい)、親の援助もあり手元資金として1000万円程の資金があることから起業をお勧めしたことがきっかけになりました。
今年も既に介護士さんの起業を3件ほどお手伝いしました。
彼らの共通点は、いずれも方も「介護施設での開業」を目指していることです。
本日は、なぜ彼らが独立起業の手段として「介護施設での開業」を志望するのかをお伝えしていきたいと思います。
目次
- 1.介護サービスとはすなわち、介護施設経営を言います。
- 2.手元資金で300万円でスタートする介護施設経営とは!?
- 3.施設開業かかる経費を大幅に削減しました。
- 4.施設開業かかる経費を大幅に削減したから経営者を目指せる!
- 5.自己資金が少ない方向けの「独立起業プログラム」暖簾分けのイメージ!
- 6.ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。
1.介護事業による独立起業は数多あれど、一番お勧めなのが介護施設経営です。
ご存じのように独立起業の手段として介護事業を見た場合、沢山の選択肢が存在します。
例えば、独立開業の専門サイト「アントレ」で介護事業を検索すると訪問介護やデイサービス、訪問マッサージ、障がい者の就労支援などが出てきます。
いずれの介護事業にも共通するのは、介護施設との連携が出来れば、利益をきっちり残すことのできる事業ということです。
逆にいうと介護施設との連携がなければ、常に営業・採用・事業成長の課題が経営者の前に立ち塞がることになります。誤解を恐れずに言うならば、在宅とはすなわち介護施設経営を意味しているとさえ思えてきます。
こうした背景を踏まえ、私たちが独立起業を希望される介護士さん、特に「起業に備えてお金を貯めてきた」という方にお伝えしているは、手持ち資金300万円で介護施設の経営者を目指しましょうという方法論です。
2.手元資金で300万円でスタートする介護施設経営とは!?
私たちの強みは、ケアーズ訪問看護開業支援や住宅型有料老人ホーム「介護の王国」の開業・運営支援で培った様々なノウハウ、土地オーナー、投資家、住宅メーカ、介護事業者等の強力なネットワークです。
この強みを活かして介護現場からの「経営者の輩出」をパッケージ化しています。
私達の仕事を具体的に申し上げると、手持ち資金300万円程をお持ちの独立起業希望の介護士さんにまず事業計画や資金調達をご支援し、国民政策金融公庫経由でおおよそ1000万円の資金調達をお手伝いいたします。
そして、その1000万円の資金で介護施設の開業までをご支援するのです。
私たちの業務範囲は希望のエリアで20床未満の小さな介護施設の建て貸し用地を見つけ、建物を建て、お貸しするという業務までを含みます。
※ちなみに1000万円の資金で運営する介護施設は当初は10床から運営を開始することで満床までにかかる無駄な経費の支出をふせぐのです。
・・・大体の期間ですが、打合せ開始からだいだい1年ほどは必要となります。
3.目指すのは小さな介護施設経営者です!
目指していただくのは本当に小さな介護施設です。
理事長やそのご家族がさっそうと出社するような特別養護老人ホームではサ高住でもありません。しかもわずか19名を対象とするような小さな、小さな介護施設です。
入居費用は例えば、食事をつけて9.5万円を頂戴するようなイメージのもの。豪華ではなく、きわめて質素ではありますが、介護職員は大切にしています。例えば、給与は正社員の場合は年収400万円~500万円台をご用意しています。
小さな介護施設ではありますが首都圏ではとても人気のある介護施設といえます。
ちなみに日本最大級の老人ホーム検索サイト「ライフル介護」における県別の老人ホーム人気ランキングでは常にトップ10(現在は、神奈川県で2位)をキープしています。
4.施設開業かかる経費を大幅に削減したから経営者を目指せる!
私たちは、1000万円ほどの運営資金をベースに介護施設の開業・運営サービスのご支援を提供いたします。
普通に考えると起業したばかりの方に介護施設を貸してくれる大家さんを見つけることも非常に困難です。
しかし、あくまでも介護施設運営を経験してきた介護士の方を対象にすることで施設開業かかる経費を大幅に削減することに成功したのです。
私達の支援で独立開業に成功した介護士は、既に20床以下の介護施設の経営を起動にのせ、2拠点目の開業準備、そして3拠点目の物件調査を開始したお客様もいらっしゃいます。
独立起業支援サービスの提供から3年を経過した現在、「介護士による起業実績」は、年間5棟の経営を成功させる経営者を生み出すことが出来るようになったのです。
5.自己資金が少ない方向けの「独立起業プログラム」暖簾分けのイメージ!
私達には独立希望の介護士さんから数多くのお問合せが寄せられます。
介護士さんのご相談の中には、将来の独立開業を考えているけれど今はまだ自己資金が無い(あるいは少ない)という方もいらっしゃいます。
このケースの場合は「独立起業プログラム」を推進している企業をご紹介することしています。先にもご紹介した全国の「介護の王国」での経営者を目指していただきたいのです。
具体的には、私たちのご支援先の介護施設で将来の独立を目指し2~3年の訓練を受けていただきます。
そして、その一定期間のトレーニング後には、開業資金の一部の補助を受け独立をすることを目指していただくのです。
この「独立支援プログラム」への参加はきわめて低リスクといえます。年収姿正社員として400万円~500万円をいただきながらのプログラムですので、積極的なご参加をお待ちしております。
6.ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。
「独立支援制度」は、ご自身が介護士として現場に関与し、成長させた事業所の経営を任せられるスキームです。
基本的には飲食店等の暖簾分けと同様のイメージでしょうか。2年から3年の時間をかけて経営者として育成をするという方法です。
ご興味のある方は、是非一度見学にいらしてください。
先輩の施設経営者に何度も話を聞いたり、現場を見たりしながら経営者の考え方に触れてみてください。