お世話になっております。インキュベクスの青井です。
本日は、接骨院からの訪問看護参入事例として合同会社アクティブ計画 代表取締役 加藤 英樹社長のインタビューをお送りいたします。
加藤様は、ご自身の夢でもあったスポーツチームの専属トレーナー(アスレチックトレーナー)としてご活動を行いながら、接骨院も運営されています。
これまでの背景、そして訪問看護ステーションへの参入を決意された理由などについてお話をお伺いしました。
加藤様、本日は、よろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
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加藤様は現在、スポーツチームの専属トレーナーとしてご活躍されながら、接骨院も経営されています。
まずは、加藤様のこれまでのご経歴を教えていただけますか。
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はい。私は学生時代、ずっと陸上競技をしてきたんですが、ケガが絶えなくていろいろな病院をまわりました。
その経験から、アスレチックトレーナーという仕事に就きたいと考えるようになったんです。
当時はアメリカでしか取れない資格だったので、日本の大学でスポーツ科学を学びながら留学資金を貯め、その後、4年間アメリカに行って資格を取りました。
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アスレチックトレーナーとは、どんな仕事ですか? 理学療法士とは違うんですね。
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そうですね。アスレチックトレーナーは、スポーツ選手のリハビリや健康管理をする仕事です。
理学療法士は、ケガや病気の後遺症のある方が、日常生活に戻るまでのリハビリ、日常生活をより快適に送れるようになるための訓練になりますが、アスレチックトレーナーは、トップレベルのスポーツ活動ができるところまでのリハビリやトレーニングを行います。
体の使い方、ケガ予防の指導も行い、スポーツチームや個人の選手に専属で付いて、遠征なども一緒にまわります。
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資格を取って帰国された当時、日本ではまだ職業として知られていなかったそうですね。
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いろんなチームに電話をかけて営業しました。ラグビー、野球、バスケットボールのチームなど、いろいろお手伝いしましたね。
アメフトのチームでは2度、一緒に日本一になることができ、夢をかなえられました。
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アスレチックトレーナーの仕事をされながら、接骨院を開業されたのはなぜでしょうか。
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知り合いの整形外科の先生から、「プロ選手だけでなく、スポーツをやっている一般の人向けに運動療法をやってくれないか」という話がありました。
一般の人のリハビリをやっているうちに、自分でも開業できるんじゃないかと思い、知り合いの柔道整復師に声をかけ、立ち上げたんです。
今後ますます、「介護予防」の必要性が大きくなる
そして今回、訪問看護ステーションをやってみようと思ったのはなぜですか。
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手伝っていた整形外科で、「要支援」「要介護」の患者さんが増えてきたのを感じました。
また、デイサービスの立ち上げに関わったり、自治体の介護予防のフィットネス講座のプログラムを作成する機会があり、介護にならないためのトレーニングが必要だと考えるようになったんです。
介護予防のトレーニング指導を学ぶため、大学院にも行きました。
それと、同僚の看護師から、訪問看護の将来性について聞く機会がありました。
いろいろ調べていくうちに、「訪問看護ステーションはこれから必要なものだ」と思うようになりました。訪問看護にはリハビリを入れることもできますし。
デイサービスやフィットネス講座をやって思ったのは、通常、リハビリって自分から通って行わなければならないのですが、そのハードルは高齢者にとってすごく高いんだなということ。
集団で運動をするのが苦手な人もいます。でも、運動って好き嫌いの問題ではなく、続けないと効果が出ないんです。
本当はリハビリが必要なのに家から出たがらない人に、もっとアプローチしたいと思いました。訪問看護ステーションなら、こちらから出向いてトレーニングをすることができます。
“チーム”として、働く人の満足度が高いステーションを目指す
訪問看護ステーション開業の準備にあたり、インキュベクスを選んでいただいたのはなぜでしょうか。
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インキュベクスさんは800以上の訪問看護ステーションの開業をサポートしているという、その実績が大きかったですね。
自分もこれまで、接骨院やデイサービスの立ち上げに関わってきていますが、その事業が成功するかどうかは、最初が大事だと実感しています。
そこのサポートがしっかりしているという安心感で選びました。
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ありがとうございます。選ばれるステーションになるために、“しっかりしたサービスを提供する事業者だ”という情報発信も含めたサポートが、弊社の存在意義だと思っております。
こんなステーションにしたい、というイメージはありますか?
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利用者さんの満足度はもちろんですが、働いている人の満足度が高い事業所を目指したいと思っています。
今までいくつもデイサービスの開業のお手伝いをしてきて、働いている人の定着率が悪かったり、給与体系、仕事内容の満足度の低さで、人が離れてしまうのも見てきました。働きやすい環境を作っていきたいですね。
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どんな人と一緒に働きたいですか?
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訪問看護のサービスを受けて、生活をより良くできるチャンスがあるのに、それができないでいる人がたくさんいます。
そういう状況を改善していこうという気持ちもある人と、一緒にやっていきたいですね。
あとは、おいしいごはんを食べるのが好きな人がいいかな、と(笑)。長く続けるうえで、同じ楽しみを感じられる人がいいですよね。
スポーツ好きで、一緒にスポーツの話ができる人も歓迎です。
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まさに、訪問看護も「チーム」ですね。
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そうですね。それぞれの得意分野、持ち味を活かせる場にしたいと思います。
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ありがとうございます。チームワークの良い訪問看護ステーション、開業を楽しみにしています。
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