お世話になっております。インキュベクスの青井です。

私どもインキュベクスでは、将来は独立したいとお考えになっている看護師さんと、新たに訪問看護ステーション事業を検討される事業者・法人様とのマッチングをたびたび行ってきております。

本日は、5月1日に札幌で新規オープンしたケアーズ札幌訪問看護リハビリステーションの代表の坂田様とマッチングさせていただいた管理者の松田様のインタビューをお送りします。

坂田様、松田様 どうぞよろしくお願いします。

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よろしくお願いします。

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新規開業おめでとうございます。

まずは、管理者であられる松田様のこれまでのご経験などをおうかがいしたいと思います。

松田様が看護師になろうと決めたのは、いつ頃からでしょうか。

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中学生の頃からです。人のお世話をするのが好きで、人の役に立つ仕事に就きたいと思い、看護の道を目指しました。

高校卒業後、岩手の看護学校に進学しました。

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これまでどのような職場で働かれたのですか?

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卒業後、地元の北海道に戻り、総合病院の循環器内科に3年間勤務しました。

その病院は救急外来もICUもなく、救急車で運ばれてきた人は自分たちで看るという環境だったので、急性期、慢性期、終末期の患者さんまで、いろいろな方と接してきました。

先輩看護師もとにかく忙しく、やりながら仕事を覚えていくという感じでした。

その病院を結婚退職した後、整形外科病棟に半年、その後、治験業務の仕事を1年ほど経験しました。どちらも夫の転勤で、長くは続けられなかったのですが。

治験業務では、呼吸器内科、脳外科、循環器の臨床試験で、患者さんへ効果と安全性を調べる研究を行う医師のスケジュール調整や報告書提出、監査の対応といった業務でした。

その後また夫の転勤先で、訪問保健指導の仕事をしました。企業の健康保険組合から依頼を受け、健康診断で何かしら異常があった人のお宅に伺い、生活指導をする仕事です。

その方の生活スタイルを無視しない形で、栄養管理や運動療法をやっていただけるよう、ご提案してきました。

ステーション開業希望者とのマッチングで訪問看護の道へ

訪問保健指導のお仕事で、訪問看護に近いご経験もあるんですね。

そのあたりから、訪問看護にも興味を持たれたのですか?

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そうですね。実際にインキュベクスさんに資料請求をしたのは、精神科で働いているときです。

入院病棟で慢性期の患者さんの退院指導をすることもあり、退院に向けてどうサポートしていくか、何が問題で退院できないのかを考えながらケアをしていました。

精神科の場合、日常生活はある程度できるけれど、退院できない人がいます。

なぜかと考えると、社会に戻って生活するには日常生活だけでなく、様々なサポートや判断が必要です。

一見ふつうに見えるけれど、寄り添ったサポートがなくて、10年以上入院している人も多くいました。そういうところを、訪問看護ならフォローできるかなと思ったんです。

また、最初にいた病院が忙しすぎて、患者さんと思うように関われなかったことも理由です。退院指導の業務もありましたが、本当にその人に合った指導ができたかというのも疑問でした。

生活スタイルに合わない指導をしても、結局なにも変わらず再入院になってしまいます。忙しい病棟で退院指導をすることにも、疑問を感じました。

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今回、松田様からお問い合わせをいただいたタイミングで、たまたま坂田様が看護ステーションの立ち上げを目指し、看護師を探していました。

弊社がお二方をおつなぎしましたが、このマッチングについて、どのように思われましたか?

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問い合わせた時点では、将来的な独立、それも10年以上先のつもりで情報収集をしていたので、マッチングの話は驚きました。

当時は、勤めていた精神看護のほうで認定を取ろうと思っていたんです。

坂田さんとは最初はオンラインで面談をして、そのときは、私は臨床経験が長いわけでもないので、そんな自分がやらせていただいていいのか、という心配がありました。

その後、実際に坂田さんとお会いして、患者さんに向き合いたいという思いをくみ取ってくださったので、やらせていただこうと決めました。

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坂田様は、松田様の印象はいかがでしたか?

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いろんな話をしていただきまして、とても接しやすい方だと感じました。訪問看護という仕事なので、人の懐に入っていける、物おじしない人がいいと考えています。

経験はあとからついてくるもので、最初はやる気と性格。在宅看護の場合、そっちを重視してもいいんじゃないかと思いました。

松田さんは柔らかい雰囲気で、話しやすく、とても努力家です。看護に対する思いが強く、そこがマッチしていると思いました。

サポートがあれば自宅で過ごせる人の支えとなるステーションに

いよいよ訪問看護ステーション開業へ向けて動き出しますが、どのようなステーションにしていきたいですか?

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業務に忙殺されず、患者さんと向き合う余裕のある勤務環境を作りたいと思っています。

病院だと医師の検査した結果で指導が変わってきますが、患者さんに対してただ処置をするだけでなく、ご本人、ご家族、スタッフで一緒に目標を決めて、どうなっていきたいかを話し合い、プランを作っていきたいです。

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まず、地域に受け入れられることが前提だと思っています。

そして、在宅医療を望んでも、医療という要素が不十分だとなかなか家で生活ができないのが現状で、かといって、病院にも長くいられない。

在宅を、その人が望む形で継続できるようにしていくのが、目指すところです。そこの橋渡しができる存在でありたいと思います。

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坂田様は介護の仕事をされてきた期間が長いですが、やはり看護の必要性を感じましたか?

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そうですね。デイサービス、施設の入居の際に、本人やご家族の思い、希望を聞くことが多かったですが、最終的には「医療」という部分が在宅では不十分という理由で、入居や入院をせざるを得ない人が多かったです。

そこを、少しでも自分たちが支えられたらと思っています。

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今後、どんなスタッフに来てほしいと思っていますか?

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頑張りすぎず、まずは患者さんに向き合ってほしいです。

「治療する」という思いを強く持たず、どちらかというとその「患者さんを見る」「人を見る」。その人の言葉に耳を傾け、その人が何を望んでいるのか、ニーズにフォーカスできるかが大切だと思います。

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私が在宅に行くときに一番不安だったのは、病院では判断に窮したとき、まわりのスタッフに相談できたけれど、一人で行ったらそれができないということでした。

でも、ご利用者様、ご家族様、スタッフ、みんなで考えながらやっていこうと思うようになりました。

もし、そういう不安で立ち止まっている人がいたら、一度話を聞きに来てほしいと思います。

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坂田様のこれまでのご経験や、在宅医療に対する思いが込められた訪問看護ステーションになりそうですね。

開業を楽しみにしています。

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ケアーズ札幌訪問看護リハビリステーションでは、現在、オープニングメンバーを募集しています

ケアーズ札幌訪問看護リハビリステーションでは、現在オープニングメンバーを募集しています。

坂田様、松田様と共に地域の在宅医療・介護に取り組みたい方は、是非ご応募ください。

「ケアーズ札幌訪問看護リハビリステーション」のホームページはこちらからご覧いただけます。