お世話になっております。インキュベクスの青井です。

現在、ネスレ社と共同で「在宅高齢者の低栄養の改善」をテーマにしたオンラインイベントをシリーズで開催しております。

ネスレと言えばキットカットやミロなどが思い浮かびますが栄養補助食品をはじめ栄養アセスメントアプリ「MNAプラス」をリリースされるなど在宅療養の高齢者の低栄養を防ぐための取り組みを積極的に行われております。

本日は、在宅療養の高齢者の低栄養を防ぐために、訪問看護ステーションの看護師に期待することなどについてネスレヘルスサイエンスの池ヶ谷様・髙野様にお話を伺いました。

さらにネスレヘルスサイエンス様が作成された、「低栄養と褥瘡との関連」についてのセミナー動画もご紹介させていただきます。※ページ下部よりエントリーください。

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池ヶ谷様、髙野様よろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
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今や医療従事者の方々の間では、流動食や栄養補助食品のアイソカルをはじめとした御社の製品はすっかり認知され、幅広く利用されていますね。
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はい。消化吸収に配慮した製品もあり、多くの方にご利用いただいています。

また、高齢者の方のお悩みとして「下痢をしてしまう」という方は訪問看護のご利用者様にもいらっしゃるのではないかと思うのですが、PHGGという高発酵の食物繊維を配合した製品も展開しています。
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高齢者の栄養問題は世界中で問題とされており、2年前には栄養状態を評価するアプリ「MNA プラス」も開発されました。どのような経緯があったのでしょうか。
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はい。アプリ開発のキーワードとなったのは、「在宅」でした。

それまで栄養補助食品は、病院や介護施設で使っていただくのがメインでしたが、施設数がそれほど増えない中、ご自宅で過ごされる高齢者が増えていきました。

そのような状況で、在宅の高齢者の方にも我々の商品やサービスをお届けしたい、という思いがありましたが、そこには課題もありました。

在宅の高齢者の方は、ご自身の栄養状態がわからないという点です。

ご本人もご家族も「ふつうに食べているから大丈夫」と言っても、実は低栄養状態で、気づいたときにはやせてしまい、身体の機能が衰えて寝たきりになってしまった、ということがあります。

それを食い止めたい、できるだけ早期の段階で状態を知って、リスクが高い場合は手を打ってほしいと思っています。

そのためには在宅でもご本人やご家族が評価できるものが必要、というところから、栄養評価ツールである「MNA」のアプリ開発が始まったんです。

大学病院の管理栄養士の先生のご意見などをいただきながら、構築していきました。

褥瘡、身体の機能低下など、低栄養がトラブルの引き金に

一般的には在宅で自分の栄養状態を知るのは難しいですね。
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そこで、ご利用者様と医療者の接点という意味で、訪問看護ステーションの看護師の存在がキーになると思っています。

栄養というと栄養士の領域のようですが、実際に管理栄養士が在宅療養の方のもとをまわることがなかなかありません。

訪問看護師の方に栄養のことも知っていただけると、いざというときに手を打ってもらえると期待しています。
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今回、「褥瘡」と低栄養の関連について、セミナー動画を作成されたそうですね。
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はい。「褥瘡」とは「床ずれ」のことで、ずっと同じ態勢でいたり、横たわって寝ている時間が長いほどリスクが高まります。

褥瘡ができたときの対策としては、「体圧の分散」「スキンケア」をあげる看護師さんが多く、栄養状態との関連をあげる方はまだまだ少ないのが現状です。

病院や施設だと、褥瘡ができている患者さんに対して、「栄養状態は大丈夫?」という話がNST(栄養サポートチーム)などを中心として議論されるので、在宅の領域でもぜひ、訪問される看護師さんに栄養のことを知っていただき、役立てていただきたいと思っています。
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たしかに、高齢者の方は食事の支度が億劫になって簡単なもので済ませたり、特に独居の方の食生活など問題も多く、低栄養、褥瘡のリスクが高まりがちなのですね。
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訪問看護師さんに困っていることをたずねると、「褥瘡ができる」という声が多いです。どんな対策をしているかお聞きして、「栄養管理」という言葉がなかなか出てきません。

栄養と褥瘡の関連は、褥瘡学会やガイドラインにも組み込まれているので、広く知っていただきたいと思っています。

動画をご視聴いただき、新しい気づきのきっかけとなり、「この人の食事、栄養状態はどうなっている?」と実践的に見ていただけたらと期待し、企画しました。

解説は、大学に所属している管理栄養士の先生です。

もともと在宅の高齢者を見ていらして、褥瘡管理のプロフェッショナルなので、参考になると思います。

低栄養への取り組みは訪問看護ステーションの特徴にもなる

弊社では昨年からネスレヘルスサイエンス様からお声をかけていただき、訪問看護ステーションを対象とした栄養についての座談会などを開催しておりますが、弊社に着目いただいたのはなぜでしょうか。
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訪問看護ステーションの開業支援をされているということで、私たちの製品、栄養補助食品やMNAプラスなどで、なにかご協力させていただけないかと思い、お声をかけさせていただきました。

今後もお役立ていただけるような取り組みを続けていけたらと思っております。
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ありがとうございます。

弊社も2012年から訪問看護ステーションの開業支援を開始し、当時と今とでは状況が変わっています。

どういう支援ができるか、特徴を打ち出す上で、低栄養などの課題の取り組み、看護師の意識づけなど、力を入れていきたいと思っています。

まずは今回の動画を、訪問看護ステーションの看護師の皆様にぜひ見ていただきたいと思います。

本日はどうもありがとうございました。

セミナー動画は、こちらからご覧ください。

ご案内させていただいた「在宅高齢者の褥瘡対策 栄養管理」セミナー動画は、下記URLよりエントリーしていただくとご覧いただけます。

お時間のある時に是非ご覧ください。

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テーマ:在宅高齢者の褥瘡対策 栄養管理の重要性
演者:福島学院短期大学 医学部 
食物栄養学科 管理栄養士 田村 佳奈美 先生

講演内容:

1.褥瘡の発生要因  
2.在宅高齢者の褥瘡、その問題点  
3.在宅高齢者の褥瘡対策に重要な栄養

【エントリーフォーム】
https://nhs-campaign.jp/on-demand/homecare/