インキュベクスの上村です。

かれこれ30年以上、経営者として暮らしている。そりゃいろいろ変化する。

時間配分も、嬉しいことも変化する。

20代前半の少しの間、アメリカのビリオネアのもとで修行した。
、、で、規模の追求をしたくなった。

そして日本。
50代までは起業支援会社のファウンダーとして4000社の経営者を生み出した。
役割はビジネスモデル構築。苦しくもあり、喜びも沢山あった。

喜びといえば、、会社にスタッフが増えたり、売り上げが増える、支店が増える喜びだったかな。
人の成長の喜びもあるが、わかってきたのは商品にライフタイムサイクルがあるように、働き手にも賞味期限がある。
もちろん経営者にもあると思う。

どんなに優秀でも例えば銀行員は役員にならない人間は55歳でおわり。周囲の評価は本人評価とは程遠い。

もちろん経営者にも賞味期限がある。仕事を生き甲斐にするならばありだが、自分が欲しいものと市場ニーズがかけ離れるからね。勢いもなくなるし。

実は経営者も成長したい 笑。
ちなみに僕が40代くらいの時に感じたジレンマがある。
会社は成長するが、自分の待遇は変わらない。ってこと。
会社のキャッシュが増えても来年は1億円いただきます!は出来ない。

他の取締役とのバランスがあるから自分の報酬をあげる場合にはその他取締役報酬も2000 、3000万、4000万とあげる必要があるわけだ。
つまり5人の取締役がいるとそれだけで年間2億円位になる 笑、、さすがにこれはできない。若い頃は足るを知るのは無理だから悩むわけ。

で、せめてものはかない抵抗が、自分の価値向上=馬マークの車だったりする場合もある。
要ははけ口なんだよね。ある意味、俺はもっと成長したいんだーを実現する簡単な方法。

諦めずに全体向上を図る手段はある。上場を目指すなんてのもそうかもしれない。しかし、上場を目指した場合は資金注入された瞬間から報酬は管理され勤め時代よりも下がり結果、やる気なくなった経営者も少なくない。

話しを戻すが、、今日のテーマは【経営者が考える自分の価値はいくら?】。

経営者も成長したいでしょ?
年収1000万ができたら、2000万を目指したいだろうし、その次は3000、4000となる。
これくらいまでは成長会社の経営者は平均かもしれない。税金は40%。

しかし、調和型も飽きてきて、プロ野球選手くらいの大台を意識するならば、一般的ではないけど事業投資というスタンスを考える経営者もいる、一握りだけど。

ここでいう事業投資とは、調達から販売・請求までのプロセスを標準化した会社という作品を作り上げ、あらゆる経営指標のパフォーマンスが高い状態で出口するということ。

ちなみにここでいうパフォーマンスとは利回り10%もいかない不動産投資とは比較にはならない。
全く似ていない。レバレッジなんて言葉がある。響きはいいがそれまでのこと。事業投資はそういうレベルじゃない。

会社経営は、人に投資する調和型。
経営者の素養はバランス型が求められるわけで飛び抜ける必要はない。

一方、事業投資は投資家の頭と身体を武器にする。多くのケースでは不得意だろうから調和は経営者にお任せする。

ちなみに事業投資家の仕事は原価率はもとより年度成長率や投資効率、出口戦略までを検証し、伝えられる状況をつくること。
自分の資金で、時にはうまくいかない痛みを味わい、発生する障害への対策コストも当初から織り込んで余裕をみるわけだ。

調和で生きるか?
調和しない自分を楽しむか?

生き方はいろいろだね

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