インキュベクスの上村です。
◆きっかけ
僕がこの介護・医療の世界に足を踏み込むきっかけは2016年、大学研究室の一員として訪問看護師と共に数多くの在宅現場を視察したことにはじまります。
この現場体験で強く感じたことは訪問看護ステーションをご利用されるお客様には24時間・365日の安心を提供する必要性を感じたのです。
つまりは連携強化が行き届く介護施設を厚生年金の範囲で提供したいと考えたのです。
それから数年の開発期を経て2018年には大学研究室や医療職100名の意見を取り入れた介護施設をスタートさせました。
場所は横浜市鶴見区。利用者は9.5万円(食事付き)で入居できる介護施設経営をスタートしたのです(あわせて訪問看護ステーション経営を併設しました)
◆残念だったこと
この頃、残念だったのは9.5万の介護施設はあり得ない、スタッフ給与500万円などはできるはずがないと反論するスタッフは10名くらいかな?退職していきました。
2023年1月現在、横浜開業の訪問看護ステーションはナース・PTは20名を超えました。介護職員は10名を超える規模感です。そしてご利用者様は250名。
この出店でこだわったのは報酬です。働くスタッフファーストの職場づくりを目指したのです。
◆職種別待遇
ヘルパー年収は500万円以上。
PTには一律年俸620万、
ナースは20代、30代でも年収600〜700万円に手が届きます
ナースは病棟であれば師長、部長クラスの年収を20代、30代で確保できる環境なのです。
将来の起業に備えるもよし、
大学院の学費に充てるもあり、
若いうちに家を買うなど
、、使い道は沢山ありますから。
僕が若い頃は時計が、、車が、
いろいろやりましたから、、。
◆高報酬実現のための経費削減
理想的な報酬を実現するためにはいろいろ減らしました。
介護施設では建築コストは大幅なコストダウンに挑戦(一般的な建築コストの半額です)
水道光熱費の削減にも着手しました(いまでも月間10万円です)
部屋数は少数オペにも可能な19床に設定。
◆採算分岐点計算は普通じゃない?
ホウカン経営は利用者数が130名を超えた時点で採算分岐点を超えるような指標をおきましたので黒字化までに1年以上の時間がすぎました。
2035年にも通用するような高報酬実現したいと考えたのです。
、、移動車両は中古です。
、、事務所は古い 笑。
◆プレイヤーが報われる待遇
これまで数百時間の現場体験や同行をしていますので医療・介護業務の大変さは理解しているつもりです。
2022年10月には横浜市港北区で直営2拠点目となる訪問看護ステーションを開業しました。
ここでは働き易さにこだわります。
具体的な働き易さとは直行直帰スタイルの推進や、オンコール日数制限、オンコール専任者の配置、年間120日以上の休日や、
有給取得100%等という体制づくりです。
オンコール手当は1日1万円(ただし負担低減のために回数制限を設けたいと考えています)
まだまだ修正すべきところばかりですができる限り推進してまいります。
◆医療者の働き方
いま、わたしのまわりには起業を語る若者達、認定看護師を目指す30代、さらにはそろそろゆっくり働きたい50代など様々ですがそれぞれの年代、
希望に即した働きかたは大賛成です。
いろいろな考えが交差する会社で私ができることは個人を尊重すること、そして備えることしかできません。
具体的には、、。
不安を持つ方への指導者配置
成長したい方への教育訓練
起業を目指すものへの各種援助
大学院を目指すものへの時間的な配慮etcです。
◆地域医療の一員として
2023年6月には、クリニックを開業します。
人間味溢れるドクターとご一緒することができました。
ついては6月以降は希望者に対してドクターからのケースカンファレンスなどを定期的にお願いするつもりですので、
学び続けたいスタッフへのサポートになればと考えています。
以上。これからもできる限り地域医療をサポートしてまいります。
youtubeもやっています
「新規事業をお探しの方!」「低リスク事業をお探しの方!」に直営事業を行っている
からわかる、介護施設経営のことや、訪問看護ステーション経営のあれこれをご紹介。
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