訪問看護/訪問介護/施設運営、起業支援、訪問診療のバックオフィスを行っている、インキュベクスグループの上村です。

「売り上げを上げるために、徹底的にコストをかける。」

私自身の考えは、売り上げを上げる為には、経費をかけるタイプの経営者だと思います。

MBA時代に学んだ言葉の中に

【コストコントロール】という言葉がありますが、経営者の役割の1つは、1年後3年後、あるいは10年後を見据えた上で、このコストコントロールを進める必要があると考えてます。

コストコントロールをググってみると、【経営資源(人・物・金・情報)にかかるコストの中で、無駄の排除によってコストを減らすこと】とあります。

コストをかける分野を精査する。

僕の思うコストコントロールは、成長させるべき分野に経営資源を集中投下するために、優先順位が下がった分野のコストをゆっくりと下げていくと言うものであったり、例えば人員配置を変更したり、ゆっくりと事業を収束させたりするのもその一貫。

そして最適なコストコントロールの推進のためには、現状の事業分析が精緻に行われている必要であると考えています。

ここで言う事業分析とは売上高、人件費、販管費、営業利益はもちろんのこと、事業そのものが持つ成長性そしてROI(投資収益率)。

さらにはこれからのPESTの変遷を加味します。

Pはポリティクス(政治)、
Eはエコノミー(経済環境)、
Sはソサエティ(地域社会へのインパクト)、
Tはテクノロジー(技術)。

その上で1年先には、重点的に成長させるべき事業、5年先に重点的に成長させるべき事業といった優先順位を想定するわけです。

◆学びの中に習慣を見つけた

PPM分析やPEST分析を本能的に行う習慣は20代から30代の経営者の頃からやってきましたので、、MBAで学ぶ頃になって、学びの中に自分の習慣を発見したのです

◆経営者は今にも未来にも生きている。

経営者はまだ起こっていない未来をあたかも発生しているかのように自分の頭の中で想像に想像を重ね、未来を具体的に描くのです。

具体的なイメージに向けて行動を起こすので、周囲から見るとおかしな行動をしてるように見えるかもしれません。

なぜならば、近い未来に重点的に成長させる分野にコストを集中するための言動をするからなのです。

◆無駄なものは排除します。

私はどちらかと言うと、周囲のスタッフやマネジメント人員に対して相談をすることが多いタイプの経営者だと思います。

具体的には、これはどう思う?あれはどうおもう?と言った質問大量に投げかけるのです。

◆自分の判断さえも疑います。

100人ほどのスタッフを擁するグループです。
私の身勝手な判断、好き嫌いで様々なジャッジを行うことができません。

石橋を叩いて叩いて、叩き壊すくらいの慎重さが私には求められているのです。

◆武道が教えてくれた一撃する心

経営者を名乗り始めた20代後半から武道空手(極真空手・木元道場)に身を置かせていただいてます。

20年かけて黒帯までいただき、週に1度だけ小学生から高校生にでも指導をさせていただいてます。

武道家として心がけることは、
心と技そして体の統一ということ。一切の事象に執着をしないということです。

一方、勝機には一切の躊躇なく全身全霊で打ち込むです。