訪問看護/訪問介護/施設運営/訪問診療のバックオフィス、起業支援を行っている、インキュベクスグループの上村です。
2024年4月1日に入職をいただいたドクターとは、おおよそ1年ほどの話し合いを続け、今日を迎えました。
都合、面談は5回から6回。
メールによるやりとりは数知れず。将来独立を目指すドクターとは基本、不安がなくなるまで話し合いを続けて決定事項は書類に残すことを心がけています。
◆独立を目指すドクターと話し合ってきた内容
2024年4月に入職するドクターの打ち合わせは、これまで約1年間、お互いのボタンの掛け違いがないよう何度も何度もコミュニケーションを交わしたのです。
まずは訪問診療の成長性や将来性そして収支に関する話し合いでした。
もともとは訪問診療ではなく、
実は訪問看護ステーションの開業を目指していたドクターでしたが、私からはご自身の医師資格活かし、独立開業することを提案いたしました。
訪問看護ステーションの開業計画から、訪問診療クリニックを開業するといった方針転換には少々時間がかかりました。
現在は訪問診療を取り巻く環境などを十分に理解され、2年後、訪問診療を開業し、ドクターの常勤数5名〜6名位の体制を目標に成長していきたいとおっしゃっています。
クリニック見学・院長との面談が最初の段階
私との話しあいで、大まかな方針や方向性を確認いただいた後、院長面談やバックオフィスの視察などをしていただきました。
少なくとも2年ほどは一緒にお仕事をするパートナーですので、医療方針や具体的な働き方その他、話し合いには時間をかけました。
その後は訪問診療体験、クリニック見学や、訪問同行等を実施。
その他、将来は経営者兼ドクターといった二足のわらじを履かれますので、クリニックの事業計画、経営状況や、立ち上げにあたっての苦労、訪問診療の時代到来をすり合わせました。
2024年4月1日入社の中村ドクターと、楠本院長とは30歳以上の差がありますが、医療にかける思いや方向性はしっくりきたようです。
◆新横浜ヒロクリニック訪問診療の特徴(バックオフィス活用)をご紹介しました。
院長との面談後は半年ほどの時間をかけて様々な話し合いを行ってきました
例えば、雇用条件。
初年度は年収は2000万円程を保証し、独立までの準備を様々行っていくのです。
その他、数多話し合いを行ってきましたがその一部が以下です。
◇契約期間・雇用条件
◇保険について
◇医療事故等に関する弁護士対応
◇訪問診療に関する収支
◇各種手当に関する説明
◇バックオフィスの役割
◇ケアマネ事業所併設の優位性
◇訪問看護ステーション連携に関する情報共有
◇使用するカルテ、レセコン
◇引越しに関する手当補助
◇車両貸与に関する補助
◇オンコール体制
◇2年後の入職に向けた暖簾分けに関する概要すり合わせ
その他、大量な情報のすり合わせをグループLINEを作り、打ち合わせを進め、決定事項は書面を発行すると言う作業を繰り返してきました。
それこそ、手作りの打ち合わせですね。
バックオフィスの有効活用については、随分と時間をかけすり合わせをしたつもりです
訪問診療は一般的に、ドクターとアシスタントだけでも開業できると考えられていますが、、
新横浜ヒロクリニック訪問診療ではドクターが医療に集中できる環境整備に努めています。
ここで言う医療に集中できる環境とは、営業活動を積極的に進めるチームがいたり、医療、事務等の人員がスキルフルであったり、総務経理、web構築等についても選任担当者が配置されている状況です。
私が考える訪問診療の理想は、ドクターを支えるバックオフィスが充実していると言うことです。
◆訪問診療は差別化できるか?
訪問診療の差別化の1つは、バックオフィスの構築が挙げられると思っています。
具体的には、以下の職種の配置なども重要かと思っています。
◇事務長(営業、各種調整業務)
◇診療ナース(医療連携 兼務)
◇MSW(診療アシスタント)
◇請求事務スタッフ
◇総務経理
◇IT・システム・web等
このような人員配置についても目的、そしてその効果を詳しくご説明しています。