私は横浜で介護施設、訪問診療(バッグオフィス)、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、起業支援をを運営するインキュベクスグループの代表上村(かみむら)です。

今回のブログのタイトルは、『訪問看護師育成プログラムがある訪問看護ステーションは横浜にある』というもの。

人材育成は病棟では当たり前。
しかし、訪問看護ステーションとはまだまだ人材育成が機能している事業所は少ないようです。

私達、インキュベクスグループは現在訪問看護ステーションを3拠点運営しています。
拠点は新横浜、鶴見梶山、川崎市中原区(新丸子)にあり利用者様の総数はおおよそ500名。

そして、そのお客様を対応する看護師、セラピストは30名(2024年7月現在)が在籍する訪問看護ステーションです。

2024年からは訪問看護師育成プログラムを運用する責任者を配置し、これから計画されている毎年10名以上のナース採用と計画的な人材育成を推進したい。

ようやく人材育成に強い訪問看護ステーションを宣言できるかな?

インキュベクスグループは、訪問診療(バックオフィス)、居宅介護支援事業所、住宅型有料老人ホームがあり職員数はおおよそ90名を擁しています。

◆訪問看護リハビリステーションの人材育成基本方針

訪問看護ステーションが掲げるミッションの1つ目は事業所が働く人ファーストを実現することにあります。
働く人ファーストにこだわるのは、医療者が安心できる環境、
満足のいく働き方が実現できていればこそ、利用者様の安心安全や笑顔を生み出すことができるようになるからです。
目指しているのは、あたかも私たちの子供や、親兄弟にも提供できるサービスレベルを目指しているのです。

◆訪問看護リハビリステーションの訪問看護師育成プログラム概要

◇ 1ヶ月から3ヶ月

入職から1ヶ月から3ヶ月の訪問看護リハビリステーションの達成目標は
1つ目にステーション環境になれるということです。
そして2つ目には、同行訪問を経験し、単独訪問を少ない件数でも実施してみること。
そして3つ目は利用者・家族とのコミュニケーションが取れるようになり、利用者の生活目標に向けた看護提供ができるようになることです。
※この期間には、同行訪問、緊急時対応、苦情・自己対応、災害対応、感染管理、ケースカンファレンスへの参加など多岐にわたる経験をしていただきます。

◇ 4ヶ月から6ヶ月

入職から4ヶ月から6ヶ月の訪問看護リハビリステーションの達成目標も3つあります。
1つ目は、先輩や同僚あるいは管理者に対して報告連絡相談ができること
2つ目は、担当する利用者様に対して緊急対応ができるようになること
そして、3つ目には、訪問看護ステーション以外の他職種と連携し、看護サービスを提供できること。

※この期間には、医療処置や看取りケースの受け持ち関係者への連携、退院時共同会議への参加、さらにはサービス担当者会議への参加を経験をしていただきます。

◇ 7ヶ月から12ヶ月

入職から半年も経つと職場にも慣れてきます。7ヶ月以降は自分の考えを提案し、チームのために貢献するスキルを醸成します。

さらには困難ケースに対応ができることを目標とします。
※この期間はいよいよ1人立ち目前、緊急電話対応をそつなくこなすこと、地域ケア会議への参加等を経験していきます。

◆ 訪問看護リハビリステーションの訪問看護師育成のための専任担当者を配置しました。

多くの訪問看護ステーションでは看護師がそれぞれ担当するお客様がいるため、人材教育に専念する時間はなかなか取れないのが実情です。
中には、訪問看護経験のない看護師に対して、1〜2週間の同行訪問を経験させた後、担当利用者を持たせ1人立ちさせてしまう訪問看護ステーションも少なくはないようです。
訪問看護リハビリステーション3拠点にはそれそれ管理者がおり、管理者をサポートする主任看護師が配置されています。

さらには、各ステーションの看護サービスの質を均一化することを目的としたベテラン看護師が統括責任者を務めています。

訪問看護リハビリステーションでは、各ステーションの管理者、主任、一般看護師、統括責任者が計画的に新人の弱点を補強していくのです。

◆ 訪問看護ステーションのキャリアパス。

グループが用意している給与設計は21段階。

急性期病棟3年程度の看護師から在宅20年前後の経験を持つチームリーダークラスまでのスキルと経験にお応えできる待遇をご用意しているのです。

オンコール対応が可能な看護師待遇は外部内部との連携スキルに応じて年収ベースは580万円から622万円までを用意しています。オンコール手当の平均値は年間25万円程度ですから、手当を含めた報酬は年収で600万円から650万円に設定しています。

◆訪問看護リハビリステーションの訪問看護師の階級について

訪問看護リハビリステーションの看護師階級は統括責任者、管理者、主任、一般ナース(一人前)、新人という5つのランクで到達目標があります。

①統括責任者は訪問看護ステーションの経営陣の1人として改善策を考え行動することができる。
そんな方を任命しています。

②管理者は訪問看護管理実践できる人間を配置しています。

③主任は組織目標達成のためにスタッフの力を引き出しながら、組織を上に参加をいただけるスタッフを配置しています。

④一般ナースは訪問看護方針に基づくケアを実践し、事業所の目標達成に向けた役割を果たすことができると言うことです。

⑤新人ナースは訪問看護リハビリステーションのメンバーとして果たすべき役割を遂行いただきます

訪問看護リハビリステーションでは管理者を目指す方には、管理者をサポートする主任業務を経験いただきながら、管理者業務の様々を理解していただきます。

訪問看護リハビリステーションには3名の主任が在籍しています。

うん、例えば入社2年目の30代前半の方が将来の管理者を目指して、主任業務を担当いただいています。

インキュベクスグループは人の生涯を優しく力強くサポートできる医療グループでありたいと考えています。